その症状
口腔機能低下かもしれません
ご自身にこのようなことは
ありませんか?
飲み物や汁物でむせやすい
滑舌が悪くなった
口の中が乾くようになった
食べ物が口に残るようになった
固いものが食べにくい
食事の時間が長くなった
口の中が汚れている
項目が当てはまる方は
もしかしたら…
口腔機能低下症かもしれません

口腔機能低下症とは?

口腔内の「感覚」「咀嚼」「嚥下」「唾液分泌」等の機能が低下している症状です。
特定の検査を行い、基準に該当すると口腔機能低下症と診断されます。この検査は2018年より保険収載されています。
「口腔機能低下」を早期に自覚することで生涯にわたり、食べることを楽しみ、笑顔が続く健康長寿を続けることが重要です。
お口の衰えは「将来」の健康状態の低下のリスクを高めます。

まずは今の状態を検査で確認しませんか?
保険で検査ができます

口腔機能低下症 検査の流れ

口腔機能低下の疑いがある

わずかなむせ、食べこぼし、滑舌の低下、咀嚼困難など

口腔機能精密検査の実施

01
口腔衛生状態不良(口腔不潔)
舌苔(ぜったい)の付着度を見ることで、お口の中の清潔度を検査します。
☆ 検査の主な流れとポイント

舌苔スコアの記録

舌苔の付着度(TCI)
=
スコアの合計(0〜18点) 18
× 100%
=
    %
判定基準
50%以上
02
口腔乾燥
お口の中の水分量を検査します。
☆ 検査の主な流れとポイント
2
1
口腔水分計ムーカスによる計測
1
舌を出します。
2
2秒間機器を舌に当てます。
製造販売業者:株式会社ライフ
製品名:口腔水分計厶ーカス®
判定基準
27.0未満
2
2
口腔水分計ムーカスによる計測
乾燥したガーゼ(2g)を2分間噛んでいただきます。
増加した重量で唾液量を測定します。
(タイプIII医療ガーゼ、7.5cm四方、12Plyの場合)
判定基準
2g/2分以下
03
咬合力低下
噛む力(咬合力)を測定します。
☆ 検査の主な流れとポイント
3
1
デンタルプレスケールⅡによる咬合力の計測
1
デンタルプレスケールⅡをお口に挿入します。
2
デンタルプレスケールⅡを約3秒間嚙み締めます。
3
お口をゆっくり開け、デンタルプレスケールⅡを取り出します。
バイトフォースアナライザ(GC)
判定基準
デンタルプレスケール200N未満 デンタルプレスケールⅡ500N未満 (圧カフィルタ機能を使用した場合350N未満)
3
2
残存歯数(残根と動揺度3の歯を除く)
判定基準
20本未満(19本以下)
04
舌口唇運動機能低下
口唇・頬・舌の動きを検査します。
☆ 検査の主な流れとポイント

「パ」「タ」「力」をそれぞれ5秒間発音し、口唇や舌の動きを測定します。
5秒間での合計発音数を計測し、1秒当たりの回数を算出します。

判定基準
パ•タ•力の1秒当たりの回数いずれかで6回未満
05
低舌圧
口唇・頬・舌の動きを検査します。
☆ 検査の主な流れとポイント
①バルーンを前舌で約7秒間押しつぶす。
②プローブをお口に入れ、
硬質リングを前歯で軽く把持します。
判定基準
30kPa未満
06
咀嚼機能低下
グミゼリーを噛んで咀嚼能力を検査します。
☆ 検査の主な流れとポイント
検査前にカクニン!
  • 入れ歯は装着したまま行います。
  • 直前に糖分を含んだ飲食をした場合は3回以上洗口をしてください。
  • グミはお口に入れたらすぐに噛みはじめてください。
  • 唾液は飲み込まないようにしてください。

グミを20秒間よく噛みます。

  • 20秒間しゃべらずに、よく噛みましよう。
  • 20秒後お水をお渡ししますが、飲み込まず、お口に含んでください。

10mLの水をお口に含んで、
水と一緒にグミを吐き出します

  • 水をお口に含んだら軽くゆすぐようにしてコップの網の上からコップにすべて吐き出してください。
  • 飲み込んでしまっても身体には害はありません。

吐き出した水に含まれるブドウ糖の量を計測します。

  • 数値が100mg/dL未満の場合は 咀嚼能力低下の可能性があります。
判定基準
100mg/dL未満
07
嚥下機能低下
嚥下機能を調べるために10問のアンケートにお答え頂きます。
☆ 検査の主な流れとポイント
嚥下機能を調べるために
10問のアンケートにお答えいただきます。

それぞれの設問に下記を参考に、0〜4点でお答えください。

問題なし、全くそうは思わなかった
0
めったにそうは思わなかった
1
ときどきそう思うことがあつた
2
よくそう思った
3
問題がある、いつもそう思った
4
判定基準
合計点数3点以上
※GC社口腔機能情報サイト引用
3項目以上該当
口腹機能低下症
2項目以上該当
口腔機能低下症非該当

POINT

口腔機能精密検査をする理由
01
REASON

感覚ではなく、客観的な数値で
判断・管理ができる

02
REASON

現状を知ることができ、
長期的に状態の変化管理できる

03
REASON

噛めなくなった、飲み込みづらくなった
理由を知ることができる

FAQ

口腔機能低下症についてよくある質問
Q
どのくらいの人が口腔機能低下症なのでしょうか?
A
50代では48%、60代では60%以上の方が該当しているという調査結果があります。
Q
口腔機能低下症の検査は何歳でも可能でしょうか?
A
はい、成人であれば実施可能です。保険算定も可能です。
Q
舌圧が低下していると診断されました、どうすればいいでしょうか?
A
舌の筋力アップのトレーニングを行いましょう。抵抗訓練が効果的でスプーンなどを活用します。専用のトレーニング器具もございますので、お気軽にお問い合わせください。

MESSAGE

院長あいさつ

まずは、今の状態を
確認することをおすすめします。

実は、「歯がある」=「食べられる」とは限りません。
自覚症状がなく、お口の働きが低下している方も多くいらっしゃいます。
お口の衰えは将来の健康状態低下のリスクを高める可能性があります。
以前より固いものが噛みづらくなった」など小さな変化の段階でまずは、当院にご相談ください。

院長 藤井 隆彦(ふじい たかひこ)

CONTACT

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お電話• WEB • メールにてご相談のご予約を受け付けていますのでお気軽にお問い合わせください。

CLINIC

医院名 藤井歯科医院
TEL 083-925-6640
住所 〒753-0088 山口県山口市中河原町2-30
診療時間 日・祝
9:00~12:00
14:00~18:30